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2022年7月6日 「第8回指導者用・学習用デジタル教科書研修会」を開催

2022年07月26日

7月6日(水)に、本学の日本文教出版 Atelier Nichibun(附属図書館 アイ♡スペース)にて、教職キャリアセンターICT活用等普及推進統括部門主催の「第8回指導者用・学習者用デジタル教科書研修会『日本文教出版・図工/美術』」を日本文教出版株式会社との共催で開催し、30人(学生12人、教職員18人)が参加しました。

デジタル教科書の位置づけと背景について説明する日本文教出版の鴻巣純一氏 デジタル教科書の位置づけと背景について
説明する日本文教出版の鴻巣純一氏

今回の研修会は、本学と日本文教出版との間で締結された相互連携に関する協定に基づいて開催したもので、デジタル教科書の特性や意義等についてより深く学ぶために、日本文教出版ICT事業部の2人の講師により、デジタル教科書の位置づけと背景についての講義や、参加者が持参したノート型パソコンを使用したデジタル教科書の演示と体験を行いました。

研修会の第一部では、日本文教出版ICT事業部の鴻巣純一氏から、「教科書」と「デジタル教科書」の位置づけや、デジタル教科書を使う必要性について説明がありました。特にデジタルならではの機能として、学習者用デジタル教科書の特別支援機能を使うことで、紙の教科書ではできなかったユニバーサルな教科書の実現ができることについて紹介がありました。

図工・美術のデジタル教科書について紹介する日本文教出版の飯嶋茂寿氏 図工・美術のデジタル教科書について
紹介する日本文教出版の飯嶋茂寿氏

次に、同社ICT事業部の飯嶋茂寿氏から、デジタル教科書の基本的な機能について説明があり、デジタル教科書と紙の教科書の比較調査結果を参照しながら、デジタル教科書の効果的な点について学びました。

第二部は、飯嶋茂寿氏からデモンストレーションの説明を聞きながら参加者が実際にコンテンツを操作して、デジタル教科書ならではの特徴である拡大機能、書き込み機能、読み上げ機能など各種機能や操作性を体験しました。また、デジタル教科書の活用提案について紹介がありました。

講評をする杉林英彦准教授 講評をする杉林英彦准教授

最後に講評として、美術教育講座の杉林英彦准教授が、「現時点ではデジタル教科書と紙の教科書は学習の保証のために同一内容になっているので画面スペースの使い勝手が限られてしまうが、導入や中間鑑賞の場面などに使うのは有効な手段だと思いました」と述べられました。

研修会終了後のアンケートでは、参加者から「デジタル教材は教師が大画面で提示することくらいしか見たことがなかったので、子どもたちがどの場面で活用することができるのか知り、デジタル教科書の可能性を感じた」「図工美術のデジタル教科書の実態について、機能や課題をとても分かりやすく説明してくださったので、これからの可能性を思い描くことができた」という感想が寄せられ、体験型研修会の有効性が現れた結果となりました。

(教務企画課 教育高度化支援係)

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